どーしたもんだか。
ここんとこ、制御理論とかいうものを通勤バスの中で勉強していたのだが(医学の方では昔から使われているらしい)。
まー、ストレスがこんなに溜まるとは思わなんだ。
数学の言葉で言えば「線形微分方程式」という、非常によく研究が進んでいる問題なのだけれど、用語とか、考え方とかが全然違うので、ストレスが溜まる溜まる。しかもパソコンなんてほとんど使えない時代に完成された理論のようで、今なら計算機で一発で済ますところを色々と図を書いたりして、面倒臭いったら。
まあ俺は古い論文や文献を読むためだけに勉強したようなもんだからいいけど、今でも工学部とかではこんなの勉強しているのかなあ…?
それはさておき。
おととい突然頼まれ、そして悩んでいるのが、「今年度医師国家試験を受験する学生の為に励ましの言葉を色紙に書いてくれ」というお仕事。
なにせ、国家試験前の学生の精神状態がどういうもんかとかわかんないし、今まで書いたことがないので、どういう路線で攻めればいいのやら。
何か名言でも引用しようか、とか思ったが、私の思いつく名言というと、
- 「努力すれば成功するとは限らないが、成功したものは皆努力している」
- 「今日を頑張った者にだけ明日が来る」
- 「あきらめたらそこで試合終了だよ」
などなど。
すべてマンガが出典ではないですか。
すっげえマンガ脳だからなあ。どーしたもんだか…。
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Comments
制御理論、僕も最近少し見ているのですが、レベル高いと思いますよ。結構高度な数学も使うし、論文も定理-証明形式で書かれていたりします。主に線形系を扱うようですが、対象はかなり広いみたいで、面白そうです。何よりそれで世の中の色々なものが動いてますからね。古臭いという意味では物理にも色々ありますが、そういうのもまあ重要なわけで。
Posted by: HN | 2011.12.26 10:10 PM
>HNさま
論文になるような最先端のところは高度なんでしょうねえ。実際、オープンコースウェアなんかで「制御理論特論」みたいなものを見ると中々高度そうです。
しかし「微分方程式が難しいからラプラス変換で」みたいな入門書の態度は、やはり納得いかん…。
Posted by: いちのみや | 2011.12.27 06:11 AM
問題を解いて実用に供することを主眼に置けば、その入門書の態度は良い物だと思いますが、スタンスの違いでしょうかね?
最近、学部時代に学んだことを復習しようとしています。解析力学も固体の結晶構造も細部は忘れてますし。学校と縁を切っちゃうとそういうものかもしれませんが。
Posted by: そりとん | 2011.12.28 11:39 PM
>そりとんさま
うーん、実用的なことをやる、という点は私もいいと思うんですけど、MaximaだのScilabだのの無料ソフトがノートPCで動いて、あっさり線形微分方程式が解ける時代の「実用」と、コツコツみんな電卓叩いていた時代の「実用」って違うんじゃないかなあ、ということなんですよね。ラプラス変換かけなくても計算機が答えを教えてくれるやん!しかもラプラス変換でどうしようもなかったら数値計算までできるから、応用範囲広いやん!
…とか思っちゃうんですよね…。
Posted by: いちのみや | 2011.12.29 12:36 PM