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2009.12.23

祝日は読書。

あー、今日は祝日なんだな。クリスマスというイベントの前なので、ついつい忘れてしまう。
どーせならクリスマスイブとクリスマスも国民の祝日にしちゃえば、三連休になって観光業界が大喜びしそうな気がするんだが…。

非線形な世界 』読み終わる。いや勉強になったし(特にくりこみのところとか)、面白かったんだけど、最後の『複雑性へ』のところは、なんか、腑に落ちなかった。

もっとも、腑に落ちないのは、「物理学の手法を用いて生命現象の本質を理解する」という話を聞くたびに思うことなので(この本で扱っている「複雑系」というのは、結局、「生命現象」である、ようだ)、別にこの本に限った話ではないのだが…。

なんで腑に落ちないのか、自分の中のモヤモヤを分析してみたが、どーなったら「生命を理解した」と言えるのかがわからん、というのが根っこのような気がする。

たとえば、自然数について考える。
自然数は『ペアノの公理』でもって定義できるから、これで自然数は理解できた、と言えるのだろうか?
言えないという主張が大多数だろう。多分現在「整数論」を研究している人はみんな、「自然数は完全に理解できた」なんて思っていないよな。

じゃあ、何をもって「自然数は理解できた」と考えるか。
…全くもって見当がつかない。
見当はつかないけど、理解するには、とりあえず、目の前にある問題を一つ一つどけてって、見晴らしをよくしていく以外ないのではあるまいか。

「生命の本質を」云々の話も同様で、志としてそういう大きな目標をもつとしても、実際には目の前に転がっている現象を一つ一つ研究していくしか、最終的な理解に至る道はないような気がするんだけど。

もっとも、偉い人には私には到底得られない素晴らしい直感があるのかもしれないんだが。

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Comments

「生き物」には定義すら無いので、とりあえず定義を探してみるというのはどうでしょう?

Posted by: mtach | 2009.12.24 09:25 AM

>mtachさま

そうですねえ。でも、「生き物を定義した」って人は結構いるような気もします。ただその定義が万人を納得させられないだけで…。

Posted by: いちのみや | 2009.12.24 08:37 PM

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