Google日本語入力ベータを理系研究者目線で試してみる。
今日は特に素晴らしいこともなかったので、「Google日本語入力ベータ」の具合でも報告することにする。
まあ、アニメ、ゲーム、漫画などのオタク系文化に強いことはあちこちで報告されているので無視するとして(といいつつ私も「超級覇王電影弾」とか「卍解」とか「滅殺豪波動」とか入力して遊んでいたけど)、やはり理系研究者として気になるのは理系用語がどうかというところ。科研費(これも一発で出た)みたいな書類を書くときに変換キーを押しまくるのって、いやじゃないですか。ということでまずは簡単なところから試してみる。
- 一般相対性理論…「いっぱんそ」まで入力したら3番目の候補として出てきた。
- 特殊相対性理論…おなじく「とくしゅそ」で3番目
- フェルマーの最終定理…「フェルマー」で3番目
まあ、この辺は軽いよね。
- リーマン予想…「りーまんよ」で出た。流石にリーマンショックという強力な敵(?)がいるからなあ…
- ナビエストークス…「なびえ」で3番目。予想外に優秀?
- ポアンカレ…「ぽあん」で1番候補。
- コルモゴロフ…「コルモ」で3番目。
- ハミルトニアン…「はみる」で2番目。1番目は「ハミルトン」だったので、順当か?
- デオキシリボ核酸…「でおきしり」で3番目
- 変分原理…「へんぶ」で2番目。「変分法」より上に来るのはいいのか?悪いのか?
まさかコルモゴロフまで入っているとは…。乱流とか確率論とかやらないと知らない人だと思うんだけど。あるいは計算機科学の枠で入っているのかしら。
すごいなあグーグル、と思ったのだが、いろいろ試してみてちょっと不安が出たのが、
- 能勢…「のせ」で2番目。
…いや、分子動力学の「能勢フーバー法」とか、地名の「能勢」とかあるけどさあ、有名だけどさあ、普通「載せ」や「乗せ」より上ってことはないよね?
もしかしてGoogleさんって、名詞を重視しすぎてないかい?
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