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2009.03.06

他人事ではないが状況がわからない。

わー、電子辞書のSIIからSR-G10001が発売だって。もともと英語系最強だったG10000に、さらに英語辞書を加え、100万文例から用例を検索する機能、パソコンとUSBでつないでパソコンから検索する機能などなどまでついたとは。これは欲しい。実売価格が7万円という価格でなければぜひ欲しいのだが…。さすがに7万は厳しい…。

夕方。京大院生の自殺「アカハラ」で提訴、というニュースが流れたのでドキドキしながら読んでみる。大学に籍を置くものとしては他人事じゃないし…。ふむふむ…。
…?
……?
………あれ?

どうしても理解できないところがあるんだが。

『教授は院生の建築学の研究を認めず、同年秋ごろ、全く関係のない子供の行動パターンをテーマとした研究を強制』って、この教授の専門何だったの?

大学院博士課程って、研究の最先端の部分なんで、自分の専門でないことを教授が教えるのはまず不可能なわけで、教授の専門が建築学だとしたらコレは立派なアカハラだと思う。でも、どうもニュースを読む限り、ちゃんと何らかの実験データの処理をこの学生がやっていたように見える。そうするとこの教授は、もともと建築学がそんなに専門じゃないのではないか、という気がするんだが。

しかしそうすると、何で学生がそんな先生のとこに行ったか、という話になるわけで…。日本語が苦手だった、とあるから、下調べが不十分だったのか?最先端の研究分野って外から見ると一緒に見えても、一歩中に入ると凄く細分化されているから、それに惑わされたという可能性はある。

で、もし上の推測が正しかったとすると、教員側の対応としては非常に悩ましい。博士課程となると最先端の領域なので、いくら学生が指導して欲しいと言っても、自分が専門でない研究を指導することは不可能。たぶん一番賢明なのは、学生が希望する分野の先生のところに預ける、という策なんだけれど、これはそういうツテがあって、相手の先生が快く引き受けてくれる事が必須。学生は日本語が苦手だったということも考えると、うまくいかないことも十分考えられる。
そうすると次善の策は、学生に『君の望むテーマで指導する能力は自分にはない』と伝えることだろうか。でもこれはこれで禍根を残しそうだしなあ。

もちろん、一番の正解は、『院試のときに面接し、学生の希望を聞き、自分が指導できることと出来ないことをはっきり伝える(そして出来れば何らかの形でその記録を残す)』というものなんだけど、入学後に判った、という場合には対処に困るよなあ。

まあ、いずれにしても情報不足で推測だけの話だから、なんともいえない。

いえないけれど、今後自分も気をつけにゃならん、ということだけはよくわかった。

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Comments

新任教員研修というものが,去年あり,そこでアカハラの例として次があげられていました.
「指導教官が,その人に付いている学生に,研究テーマを与えない」
これを聞いた,同僚の某氏は爆笑して
「数学科は,アカハラ学科だな」

Posted by: Miyayan | 2009.03.07 06:16 PM

>「数学科は,アカハラ学科だな」

あはは。

まあ、その代わり、学生がテーマを自分で持ってきても認めない、ってこともないでしょうけどねえ。

Posted by: いちのみや | 2009.03.07 09:06 PM

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