カレーを食べて考えた。
昼飯、タイカレーを食べながら考えた。
辛いものを食べると体が温まる。冬にもってこいだ。しかしカレーというとインドとかタイとか、南のほうのイメージしかない。何でだろう?
…少し考えて、それは進化論的な問題をはらんでいるのではないかという仮説に到達した。
辛味というのは、基本的に動物は嫌う。辛さというのは、植物にとっては食べられないように身を守るための武器だ。
しかし、寒い地域で辛さが植物を身を守るだろうか。食べたら温まるのであれば、動物は好んで辛い植物を食すことになるだろう。ということは辛いということは植物にとっては生存に不利となる。ということで、寒い土地では辛い植物が育たない、ということではあるまいか。
しかし、この仮説が正しいとすると、『地産地消』とか『身土不二』みたいな、「その土地で取れるものを食べるものが一番体にいい」という考えは非常に怪しいものとなってしまうな。
確かに冷静に考えてみれば、動物に実を食べさせて種を運んでもらうリンゴのような植物以外は、良い餌であるということは生存においてデメリットである。だとすれば、土地のものを食べるのは、栄養学的に正しくないのではあるまいか。
…などと、くだらない事を考えながら食べると、あんまり健康には良くないかなあ…。
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